マヤ文明の遺跡をめぐろう!メキシコのウシュマル遺跡&カバー遺跡ガイド

マヤ文明の遺跡が多く残っていることで有名なメキシコ。かつてマヤ文明では、生きたままの生贄から心臓をえぐり出し、神にささげたといいます。今回はそんなマヤ文明の遺跡の中でも「ウシュマル遺跡」と「カバー遺跡」に焦点を当ててご紹介していきましょう。

1.ウシュマル遺跡とは

出典:www.flickr.com

高速自動車国道261号線沿い、メリダから110kmの地点にあるのがウシュマル遺跡です。ウシュマルという地名は、一説では、古いマヤ語で「三度にわたって建てられた町」という意味であると言われています。かつての人口は概算で推定2万5千人ほど。マヤの年代記によればウシュマルは、マヤ文明の遺跡のひとつとして有名なチチェン・イツァと同盟を結んで北部ユカタン全域を支配していたようです。現存する大多数の建造物はおよそ紀元700年から1100年の間に建てられたと考えられ、保存状態は良好、ほぼ完全な形で祭祀の様子を想像できる数少ないマヤ遺跡のひとつとなっています。

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イグアナの生息地でもあり、日向ぼっこするたくさんの野生のイグアナを観察できます。

2.行き方

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成田国際空港からメキシコ・シティ国際空港まで約13時間。メキシコ・シティ国際空港からメリダ国際空港(マヌエル・クレセンシオ・レホン国際空港)までは飛行機で2時間弱です。メリダからウシュマルへはカンペチェ行きのSURやATSという2等バスで2時間弱。メリダからの定期バス、あるいは遺跡ツアーを利用すると便利です。

3.見学すべきポイント

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ウシュマルは名所が一箇所にかたまっていて見学しやすい遺跡です。

・魔法使いのピラミッド -Piramide del Adivino-

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高さ36.5m、長さが73m、幅が36.5mある巨大なピラミッド。急傾斜の階段を118段上ると、頂上には神殿が。魔法使いの老婆が暖めた卵から生まれてきた小人が、超自然的な力で一夜のうちに造りあげたというマヤの伝説から、「小人のピラミッド」とも言われています。このピラミッドは楕円錐形をしているのが特徴で、1段が長いスロープ状のピラミッドは非常に珍しいものです。以前はピラミッドの上に登ることができましたが、現在は遺跡保護のために登れなくなっています。

・尼僧院 -Caudrangulo de las Monjas-

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魔法使いのピラミッドに隣接して建っている建造物。美しい彫刻が施された中庭を方形の回廊状に囲むような構造になっていて、保存状態が非常に良好です。尼僧院はスペイン人によってつけられた名称で、実際には支配者の宮殿であったと考えられています。

・カメの家 -Casa de las Tortugas-

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上部には亀の彫刻がついています。これがカメの家と呼ばれる理由。マヤでは亀も雨に影響するものとされ、ここで雨乞いの儀式が行われたという説が有力です。

・総督の宮殿 -Palacio del Gobernador-

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コロンブスがアメリカ大陸を発見する以前のメソアメリカにおいて最長の建物。遺跡のほぼ中央に位置しており、総督の宮殿という名前は、その堂々たる外観に驚嘆したスペイン人が名付けました。長さ187m、幅153m、 高さ12mの基盤の上に、長さ100mの巨大な建物が乗っています。大きさ、デザイン、壁面装飾の精緻さにおいて、現存するマヤ建築の最高峰といえる建物です。

・大ピラミッド -La Gran Piramide-

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大ピラミッドは、総督の宮殿と鳩の家に挟まれる位置にあります。「大」ピラミッドと呼ばれていますが、高さは32mで、魔法使いのピラミッドよりは低いピラミッドです。しかし魔法使いのピラミッドと違って登ることができるため、眺望は十分に楽しむことができるでしょう。上部の神殿にはチャック神の頭部像もあります。

・ハトの家 -El Cuadrangulo del Palomar-

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鳩の家は、遺跡の南西端にあります。名前の由来は、美しい屋根飾りが鳩小屋に見えたから、という理由のようです。現在は壁しか残っていませんが、実は階段状の神殿群の一部であったといいます。

ウシュマル遺跡(Uxmal)

住所:
Uxmal, Yuc.、Mexico
営業時間:
08:00~17:00
アクセス:
メリダより2等バスで2時間弱
休業日:
なし
電話番号:
529999440033
料金:
57メキシコペソ+120メキシコペソ(チケット2枚購入必須)

4.カバー遺跡とは

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雨の神チャックの顔の壁面である「コズ・ポープ」で知られているのがカバー遺跡です。カバーは西暦600年ころから1000年にかけて栄えたと言われ、ウシュマルの姉妹都市だったとされています。ウシュマルと同じく、複雑なモザイク装飾が特徴です。

5.行き方

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メリダからローカルバスでも行くことができますが、ツアーで行くのが一般的。メリダの旅行社ではウシュマル遺跡とセットにしたツアーを毎日出しています。また、周辺の遺跡を含めたルータ・プークツアーが毎週金、土、日に催行。バスと同じように、メリダのバスターミナルでチケットを買うことができます。

6.見学すべきポイント

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カバーはコンパクトで回りやすい遺跡です。

・コズ・ポープ -Codz Poop-

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遺跡に入るとすぐ見えるのがコズ・ポープ。神殿の基壇部分の上にある建物がそれです。カバー遺跡の最大の特徴ともいえるこの建造物は、雨の神チャックの切り石細工に覆われた巨大な壁面。この顔は1つが30もの石を組み合わせてできているそうで、壁面全体では300近くの顔があり、この壁を作るのには途方もない技術と労力を要したと考えられます。それだけこの地方では水が重要視されていたのです。

・大神殿 -El Palacio-

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コズ・ポープの隣にある建造物。上層部は一部を残して崩れ、下層部から中層部が残っています。デザインは典型的なプーク様式。保存状態も良く立派な建物ですが、実際に何に使われていたのかはよくわかっていないようです。

カバー遺跡(Kabah)

住所:
Puuc、Yucatán、Mexico
営業時間:
08:00~17:00
アクセス:
メリダからバスで2時間弱
休業日:
なし
料金:
30メキシコペソ

出典:dreamgolive.wordpress.com

いかがでしたか?ウシュマル遺跡とカバー遺跡は、現存するマヤ遺跡の中で最も美しいと言われる建造物を誇っています。かつての技師たちが魂を込めて作り上げた遺物、ぜひ現地で味わってみては?

キリトビ

二十代。ヨーロッパ在住でしたが、現在は主に日本国内を旅行しています。

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