大阪のおすすめ御朱印TOP22！人気の神社やお寺をご紹介

大阪の神社、仏閣にある御朱印を紹介します。京都や奈良と比べて、神社仏閣が少ないイメージがある大阪ですが、実は歴史が長く由緒ある神社や仏閣が意外に多いです。そういったところでは、いろんな御朱印を頂くことができます。シンプルな御朱印を出しているところから、カラフルな御朱印までまちまちですが、実は神職が手書きをしてくれるところも多く、そういうものを集めれば、御朱印帳に宝の山が増えるような気持ちになるでしょう。今回は厳選した大阪の御朱印をひとつずつ紹介していきます。

住吉大社は、大阪で御朱印がもらえる神社のひとつです。全国住吉神社の総本山で、大阪で最も初詣客の多い住吉大社は御朱印の種類も多く、毎日授与される御朱印と、初辰日に受けられる御朱印、年に一度受けられる御朱印があります。特に例祭日のものは、受付日が公式ページに記載されており、それぞれの摂社のものがありますから、御朱印ファンにはたまりません。毎日授与される代表的な物の他に、こういった普段受けられない御朱印を目指して参拝しましょう。

住吉大社は、大阪市住吉区にある神社で、4柱の主祭神を持ち、それぞれの本殿4連は国宝に指定されています。またかつて海が住吉大社の手前まであり、遣唐使船の発着港としての役目も果たしました。「太鼓橋」との異名をもつ住吉反橋と呼ばれる赤い橋や、境内にあるいくつものパワースポットの数々はいずれも必見です。また田植え神事や夏の住吉祭など見どころ豊富。さらに目の前を走る、大阪唯一の路面電車・阪堺電車も味わいが深いです。

難波八阪神社は、大阪の中心部にある神社。大きな獅子のインパクトが強い獅子殿の存在が有名です。この神社の御朱印は、系列社の京都八坂神社のスタイルとほぼ同じ。左三つ巴と木瓜（もっこう）の神紋が付いています。そしてここはオリジナル・獅子殿の印判が押しています。一歩境内に入れば絶対に無視できないインパクトがある獅子殿は、難波八阪のシンボル。その上から記された墨の文字も凛々しさがあります。

難波八阪神社の歴史は古く、仁徳天皇の時代に遡ります。当時疫病が流行りました。そのときに牛頭天王が現れたとされ、現在の場所に祀ったと伝わります。明治までは神宮寺という寺院もありました。現在の主祭神は素戔嗚尊（すさのおのみこと）奇稲田姫命（くしなだひめのみこと）、八柱御子命（やはしらみこがみのみこと）など。7月13・14日は夏祭りとなっており、道頓堀や戎橋筋、千日前を巡行するミナミの風物詩となっています。

枚岡神社（ひらおかじんじゃ）は、東大阪にある神社で、河内の国一宮です。こちらでは2種類の御朱印を用意しています。ひとつめは通常の御朱印で「河内一宮」「元春日」と書かれています。元春日とは元々の春日神社という意味で、この神社から現在世界遺産にもなった奈良の春日大社に勧請しました。もうひとつが「神氣」の御朱印。こちらは期間限定品なので、これが欲しい時には、神社に問い合わせるか、神社公式のSNSに登録して案内が来るのを確認してください。

枚岡神社は、生駒山地の西麓に鎮座している関係で、大阪市内の神社よりも緑豊かなのが大きな特徴。山岳信仰に由来し、中臣氏の氏神としてもその名が知られます。神社本庁の別表神社で、主祭神は中臣氏の祖とされる天児屋命（あめのこやねのみこと）をはじめとする4柱となっています。本殿は奈良の春日大社と同じ春日造り4棟で、東大阪市の指定有形文化財に指定されています。また粥占神事は、大阪府選択無形民俗文化財に選択されています。

四天王寺は、大阪市内にある仏教寺院。聖徳太子ゆかりの寺院です。この神社は御朱印の数が多いことで有名。その数は18種類あるとされます。代表的なのが「大悲殿」これは大日本佛法最初という意味があります。この他にもひとつずつの御朱印には意味があり、納経所の入り口には御朱印の種類を示す立て看板があります。種類が多いのですべての御朱印をもらうのは難しいので、あらかじめどの御朱印にするか決めてから行くのが良いでしょう。できればそれぞれの意味も把握しておくことが肝心です。

四天王寺は、どの宗派にも属さない和宗総本山という位置付け。それは日本に仏教が伝来した当初、聖徳太子建立の寺という全仏教的な立場からそうなっています。建物は昭和の時代に再建された鉄筋コンクリートですが、飛鳥様式の伽藍が再建されており、中心伽藍の様子は圧巻です。また境内には数多くの国宝や国の重要文化財を所有しており、一見の価値があるものばかり。聖徳太子に思いをはせながら見学するのも良いでしょう。

大阪天満宮は、大阪市北区にある神社で、夏は日本三大祭りのひとつに数えられる「天神祭」が有名です。御朱印については境内の御朱印受付専用の窓口で授与され、出来上がるまで2・3分かかるので番号札を持って待ちます。また出来れば限定の御朱印を狙うのもおすすめ。夏の天神祭の頃になると限定御朱印が用意されており、それは御朱印の背景が白ではなく、江戸時代の頃の船渡御や陸渡御の様子がわかる絵となるからです。

大阪天満宮は、学問の神として菅原道真を主祭神とする神社。創建は949年で、神社本庁の別表神社です。道真を火雷天神と同一視した天神信仰で、境内には数多くの摂社・末社があります。その中でも大将軍社は、大阪天満宮ができる前から鎮座しており、650年の創建。道真が大宰府に左遷される際にこの大将軍社に立ち寄って旅の安全を祈願しました。そのほかにも君が代に登場するさざれ石や、天神社ではおなじみの使いの牛、御神水舎・天満天神の水など、境内の見どころも満載です。

法善寺（ほうぜんじ）は、大阪の繁華街ミナミの中心にある仏教寺院。全身が苔で覆われ緑色になっている、水かけ不動の存在が有名なこの寺院にも御朱印がいただけます。御朱印はあらかじめゴム印が用意されており、朱色と黒のゴム印で押されたものに対して、その日の日付だけ手書きで記されます。ただその最中に「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏..」と経を唱えてくれるのがうれしいところ。そんな御朱印は、境内にある寺務所に行けば貰えます。

法善寺は、浄土宗に属しており山号は天龍山。阿弥陀如来を本尊としています。創建の歴史は、元々山城のくに宇治郡北山村に創建された法善寺由来で、1637年に金比羅天王懇伝の故事をもって、中誉専念上人が現在地に遷しました。文政年間に一度焼失。昭和の大空襲で水かけ不動明王以外を焼失しますが、戦後に復興し、現在に至ります。また境内を囲うように、法善寺横丁と呼ばれる小さな飲食店街が並んでいます。参拝の帰りに立ち寄ってみるのも良いでしょう。

石切劔箭神社（いしきりつるぎやじんじゃ）は、東大阪市にある神社。「でんぼ（腫れ物）の神様」として厚い崇敬を集めるこの神社の御朱印は、通常版と特別版の石切丸というのがあります。通常版はいわゆる「ゴム印」のような物ではなく、直接御朱印帳に書き記してもらえるのがありがたいところです。そして石切丸御朱印というのは、神社の宝剣の名前。石切神社のみで扱っている物です。通常版と違い書き置きではありますが、ぜひ頂きましょう。

石切劔箭神社は、伝承では神武天皇２年に創建されたという非常に古い神社。主祭神は可美真手命（うましまじのみこと）と、饒速日尊（にぎはやひのみこと）の2柱となっています。生駒山地のふもとにある本社とは別に山麓に上社があり、またその途中に近鉄奈良線石切駅があるため、この駅からの参道は土産物店などが並びます。途中には石切大仏なども。またこの神社ではお百度参りが盛んで、境内の入口から拝殿に向かう途中を何度も往復する人たちの姿が見られます。

サムハラ神社は、大阪市西区にある神社です。この神社は強い力がみなぎるパワースポットとしても有名で、御神環と呼ばれる指輪型の肌守りが人気です。当日は行列ができるほどの盛況ぶり。そんな神社にも御朱印が用意してあります。これは書き置きですが、常用漢字では表せない「サムハラ」の正式な漢字が書かれた御朱印がいただけます。ただ御朱印帳を持っていかないともらえないので、あらかじめ御朱印帳を用意しておきましょう。

サムハラ神社は、造化三神と呼ばれる神々が主祭神で、天之御中主神（あめのなかぬしのかみ）、高皇産霊神（たかむすびのかみ）、神皇産霊神（かみむすびのかみ）を祀ります。もともとは田中富三郎という人が、岡山の津山にある小さな祠の荒廃を嘆いて再興したことから始まります。戦後大阪に渡り、中之島豊国神社隣接地を経て現在地に落ち着きました。ちなみに「サムハラ」は常用漢字ではありませんが、不思議の四文字であり、神文字とされこの文字が身を守るとされています。

堀越神社（ほりこしじんじゃ）は、大阪天王寺区にある寺院です。一生に一度だけ願いをかなえてくれるとしてパワースポットとしても名高いこの神社の御朱印は、鳥居から左手にある社務所にて受け取り可能。また閉まっていてもインタフォーンがあるので、押してみると対応してくれることがあります。ちなみにシンプルな御朱印で、神社の印と左手にその日の日付が書かれたものです。また境内にある摂社「熊野第一王子之宮」の御朱印も入手可能。さらに夏祭りには2日間限定の御朱印があります。

堀越神社は、32代天皇崇峻（すしゅん）を主祭神としている神社。飛鳥時代の天皇ですが、時の権力者である蘇我馬子に暗殺されてしまいました。これは歴代天皇で臣下に殺された唯一の例とされます。その後聖徳太子が四天王寺創建時に、崇峻天皇の御霊を祭神として茶臼山に社殿を造営しました。また大坂夏の陣のおりには、徳川家康の本陣が置かれました。この場所で白狐が真田幸村の攻撃から家康を救ったということで、家康が合戦後に社殿を建立。そんな経緯から歴代大坂城代が詣でるようになり、一生に一度の願いを聞き届けてくれる神社として名前が知られます。

姫嶋神社は、大阪市西淀川区にある神社。 やりなおし神社との異名を持ちます。この神社の御朱印はインパクトがあり、また非常にカラフルです。いろんな種類があり、祭神の由来からきている「赤玉御朱印（見開き）」は、通年扱っているのでぜひ頂きましょう。このほかにもほたて絵馬付の「順風満帆」の御朱印や、季節限定の御朱印も見もの。例えば冬限定はブルー。春限定は緑、夏は黄色と季節ごとに色合いが違うのが特徴。また月限定の御朱印や御朱印帳の販売も行っています。

姫嶋神社は、代々難波八十島のひとつである比売島とされ、古事記の時代の故事にちなみます。また応神天皇の時代には、新羅の女神が夫から逃れるために留まったとか、夫の態度が悪いと祖国に帰ったアカルヒメの伝承などもあり、決断と行動の神とされます。また「やりなおし神社」とは、江戸時代には産土神として崇拝を受けていましたが、戦争でほとんどを焼失。戦後何もない状態から復興したことによりそのように呼ばれます。また境内の後ろにある楠の木に戦火の痕跡が残っており再出発の木と名付けられました。

今宮戎神社は、大阪の中心にある神社の名前。新年に行われる十日戎が有名なこの神社にも、御朱印があります。通常の御朱印は「えびす」とひらがなで記入されたもの。そして小さな鯛の朱印が付いているのが可愛らしく、恵比寿の神が釣り針と鯛を持っていることにちなんでいます。それとは別に七福神御朱印というのがあります。それ七福神のメンバーでもある恵比寿ををはじめとする7つの神が描かれた色紙。ここに「大阪七福神」「えびす大神」といったものが記されています。

今宮戎神社は、神社本庁の別表神社で、恵比寿神とされるのが大国主の子事代主命（ことしろぬしのみこと）です。兵庫県の西宮神社のヒルコの命とは別系統。その他にも4柱の神を祀ります。創建は推古天皇の時代と古くからあり、一説には聖徳太子の四天王寺建立の際に西の守護神とされました。後に豊臣秀頼の社殿の造営などもありましたが、大阪大空襲で焼失。戦後に本殿や拝殿が再建されました。十日戎のときはとてつもない人が来ますが、それ以外は静かなので、そういうタイミングで御朱印をもらいましょう。

豊国神社は、大阪城公園内にある豊臣秀吉を主祭神として祀っている神社です。こちらには御朱印帳がいくつもあり、風乗モードのものは、大阪城と神社名を記したシンプルなものですがですが、その場で御朱印帳に手書きで記してくれるのがるれしいところです。また限定のものもあり8月18日限定の御朱印、1月1日から3日までの正月限定の御朱印があるので、その時期に目指すのも良いでしょう。またオリジナルの御朱印帳もあり、セットで手に入れたいところです。

豊国神社は、豊臣秀吉のほかにも子供の秀頼、弟の秀長も祀ります。もともとは京都にある豊国神社の大阪別社。明治天皇より明治元年に建立するように御沙汰が降りたことがきっかけです。また秀吉以外の子と弟を祀るのは大阪のオリジナルです。もともと中之島にありましたが、昭和の中期に現在地に遷座しました。また境内には立派な秀吉像があり、これは2007年に彫刻家の中村晋也氏が手掛けた物です。

大阪の薬の町道修町に鎮座する少彦名神社は、中国の神農と同一された日本医薬の総鎮守。そんな神社にも御朱印があります。神職御朱印の神心は直書のみとなっていますので、不在時の授与は不可、また書き置きや郵送などにも応じません。ただ夫婦手掘りの御朱印については書き置きもあります。また桃花祭、春日願の限定御朱印もあります。さらに30分間の境内清掃の奉仕をした場合、1日10名限定で「内清浄外清浄」という御朱印が授与されます。

少彦名神社（すくなひこなじんじゃ）は、少彦名命（すくなひこなのみこと）と、神農炎帝（しんのうえんてい）の2柱を祀ります。もともとは1780年に薬の安全と薬業の繁栄を願うために、京都の五條天神社より分霊を頂き祀ったのが始まり。そこには神農炎帝が祀られていたことから、一緒に祀る様になりました。明治時代に近隣の神社に合祀するか独立するかを迫られた際にも独立を希望。その際に境内地を拡充し、社伝や社務所が建てられました。

坐摩神社（いかすりじんじゃ）は、大阪市中央区にある神社で、摂津国の一宮。ここにある御朱印は、正統派といえるもの。「摂津國一宮」「白鷺」の押印があるのが特徴です。この白鷺は神紋で、その理由として元々鎮座しているこの場所には多くの白鷺が集まったところから。そんな白鷺が、朝日を背景に凛々しく飛び立つ姿を現した表紙の御朱印帳も販売しています。ぜひ専用の御朱印帳を手に入れてから御朱印を頂きましょう。

坐摩神社は神社本庁の別表神社で、非常に古い神社。伝承では神功皇后の御代と伝わります。そんな境内の入口には珍しい三ツ鳥居が出迎えます。主祭神は5柱で、生井神 （いくゐのかみ）、福井神 （さくゐのかみ）、綱長井神 （つながゐのかみ）、波比祇神 （はひきのかみ）そして阿須波神 （はすはのかみ）。全ての総称が坐摩神です。またこの地は住所に番地ではなく渡辺と明記。かつて渡辺姓由来の地名で、かつて存在していた渡辺町が消滅するさいに反対運動があったために、このような住所になっています。

御霊神社は、大阪の中央区にある神社です。大阪のビジネス街にあるこの神社の御朱印は、勢いのある字で書かれています。特徴としては通常の元号とは別に、皇紀が書かれている点。神武天皇即位(紀元前660年）を元年とした年号は、なかなか見かける機会も少ないので貴重です。また右下には朱色で「大阪淀屋橋」とあります。これは同名の神社が日本各地に存在し、近畿だけでも14カ所あるため、それらと区別するためと推測されます。

大阪市中央区にある御霊神社は、850年から大嘗祭の翌年に行われいた八十嶋祭の斎場に3柱の神を祀ったところから始まります。廣神社、廣江神社、津村神社と名前を変えながら、摂津・津村の産土神社となります。安土桃山時代に武将の亀井茲矩（かめいこれのり）が自邸敷地の一部を寄進します。それが現在地、江戸時代に御陵神社という名前になりました。現在の主祭神は、天照大神荒魂 、津布良彦神、津布良媛神、応神天皇、源正霊神の5柱となっています。

方違神社（ほうちがいじんじゃ）は、堺にある神社で「ほうちがいさん」と地元で呼ばれています。こちらの御朱印は、方除厄除の文字が右上にあり、そのなかに緑の印が押されています。これは方災除の粽とされ、神功皇后が粽を奉って方違の祈祷をしたことに由来。また左下には鳥の形をした印が押されており、これは、幸鶏の鈴と呼ばれている存在です。これは神功皇后が方除の祈祷時に、黄金の鶏を山に埋めて「暁を告げよ」と仰せられたことに由来するものです。

方違神社は、方違え、方災除けの神としてのご利益があるとことで有名。主祭神は4柱です。創建は古く、伝承では応神天皇の時代に遡ります。この場所は本来、摂津、河内、和泉の3つの境に位置し、三国山（現・三国ヶ丘）と呼ばれた場所。方位の無い場所と言われ、いわゆるパワースポットでもありました。転勤や結婚といった転宅あるいは海外旅行で参拝する人が多く、在所からの方位についてのお祓い、清めを行う人が立ちません。ちなみに社殿は平成30年1月にできた新しいものです。

阿倍王子神社(あべおうじじんじゃ)は、大阪阿倍野区にある神社です。こちらは近くの安陪晴明神社も管理している関係で、ふたつの神社の御朱印がもらえます。阿倍王子神社は右手に熊野権現第2王子社の表記が、安陪晴明神社は、晴明生誕伝承地の文字があります。安陪晴明は平安時代の陰陽師で有名な人。彼がこの地（安陪清明神社）で生誕したとされ、パワースポットでもあります。御朱印にも阿部清明ゆかりの五芒星が印字されています。

阿倍王子神社は、元々熊野神社の分霊社のひとつ。これらの分霊社を「王子」とよんでおり、その数は九十九あるとされます。伝承では仁徳天皇の夢枕に現れた熊野三山の使い「三つの足の烏」が、現れます。天皇がその烏を探させると、現在の神社の地（阿部島）にいたということで、ここに創建しました。そんな神社よりも北に50メートルあるのが安倍清明神社。江戸時代までは有力寺院ですが、明治時代に衰退。小さな祠と石碑だったものを再興し、阿部王子神社の境外末社となりました。