【北欧・東欧・ロシア】バーチャルツアーができる美術館6選!お家にいながら世界を旅しよう
今まで当たり前だった海外や国内旅行、自身が住んでいる場所でさえも行動制限が多くなった昨今。新しい旅行の楽しみ方としてバーチャルツアーが注目されています。自宅にいながら遠く離れた場所にいるような感覚を楽しめるバーチャルツアーは旅行好きにはおすすめ。今回は北欧、東欧、ロシアの美術館を6選ご紹介します。
旅行気分が味わえる、ヨーロッパの美術館のバーチャルツアーをご紹介します!

2020年初頭、今まで予想もしなかったかたちで、海外旅行や国内旅行、普段訪れていた場所への行動制限が起こりました。そうです、コロナウィルス感染という世界的な問題により、多くの国で感染拡大を防ぐための水際対策が行われました。その国の市民権や永住権保持者以外の国境を越えた行き来の禁止。それは、思った以上に私達の生活に大きな影響を与えました。大好きだった海外旅行に行けなくなってしまい、海外に住んでいる人でさえも、人がたくさん集まる場所にはいけなくなりました。それでも人々は、生活を楽しくする知恵、工夫をしてきたのです。そこで注目され始めたのが、バーチャルツアーやオンラインビューイング、オンラインツアーです。

美術館や博物館、遺跡などのバーチャルツアーやオンラインビューイングは、以前からありましたが、昨今の状況をきっかけにさらに多くの人に知られ、使用されるようになったのではないでしょうか。バーチャルツアーやオンラインビューイング、オンラインツアーは、その場所に行かなくても、パソコンやスマートフォンなどのデバイスがあれば、画面を通してオンラインでその場所に行けます。実際に現地で撮影された画像や映像、その他、3Dモデルを使用して再現された場所やものを、オンライン上で楽しめます。

バーチャルツアーとは、グーグルストリートビューのように、事前に撮影された360度の画像をつなげて出来たオンライン上の空間の中を、移動可能なルートや範囲にそって自由に移動し閲覧できるもの。オンラインビューイングとは、ある1つの空間の中を、1つのポイントを中心に360度見まわすことが出来るものです。そして、最後にオンラインツアーですが、こちらは、最近流行りのZOOMやSkypeなどのオンラインミーティングの仕組みを使用して、現地のガイドツアーをオンラインで配信するものです。どれもみな、美術館や博物館内、遺跡などの見学によく使用されます。
海外旅行が出来ない今、こういった仕組みが注目されています。今回は、北欧・東欧・ロシアの美術館に焦点をあてて、バーチャルツアーやオンラインビューイングをしている美術館を6選、ご紹介します。
バーチャルツアーができる美術館:1.エルミタージュ美術館(ロシア)

ロシアの港湾都市、サンクトペテルブルクにある「エルミタージュ美術館」は、ロシアの国立美術館であり、世界遺産登録されている世界的にも有名な美術館です。1990年に「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」のうちの1つとして世界遺産登録されました。また、フランスのルーブル美術館、アメリカのメトロポリタン美術館と並んで「世界三大美術館」とも呼ばれています。
エルミタージュ美術館の特徴は、ロココ様式とよばれる、18世紀のフランスから始まった女性に人気のスタイルです。1,786のドアと1,945の窓を持ち、繊細で柔らか、優美なデザインと淡い色の建物は西洋の素敵なお城といった感じで、とても可愛らしいものです。

美術館内の大階段は、エルミタージュ美術館の入り口でもある「大使の間」にあり、かつての宮殿の華麗な姿を現しています。エルミタージュ美術館は18世紀からロシアの皇帝によって集められた美術品を展示している美術館です。天井や壁、1つ1つの装飾もとても豪華です。エルミタージュ美術館に展示されている芸術品の代表作といえば、絵画として、レオナルド・ダ・ヴィンチの「ブノアの聖母」や「リッタの聖母」、彫刻では、ミケランジェロの「うずくまる少年」や無名の芸術家「ジュピター像」ではないでしょうか。その他、エルミタージュ美術館でしか見られない貴重な作品がたくさんあります。

エルミタージュ美術館では、公式ホームページでバーチャルツアーの閲覧が無料で出来ます。建物や展示品のテーマに合わせて細かく分かれており、かつ地図を用いて、展示品の場所や名称が記載されていて、好きな場所から見学することが出来ます。バーチャルツアー中も、展示品に「i」のマークがついていて、説明も読むことが出来ます。その他、大手旅行会社では、エルミタージュ美術館を解説するオンラインツアー(有料)も開催しているようです。
エルミタージュ美術館(ロシア)
- 住所:
- The State Hermitage Museum Russia, 190000, St Petersburg, Dvortsovaya Naberezhnaya 34
- 電話番号:
- +7 (812) 571-34-65
- 営業時間:
- 火、木、日11:00~19:00/水、金、土 11:00~20:00
- 定休日:
- 月曜日
- ※2021年1月現在、開館しているがマスクの着用が必要です。
- ※公式サイトへ進み、「VIRTUAL VISIT」からバーチャルツアーの視聴が可能です。
バーチャルツアーができる美術館:2.オスロ国立美術館(ノルウェー)

ノルウェーの首都オスロにある「オスロ国立美術館」は、1800年~1900年代のノルウェーの画家たちの作品が多く展示された美術館です。「ノルウェー国立美術館」とも呼ばれています。以前は、ノルウェーでも最大規模の国立大学オスロ大学の裏手に位置し、ノルウェー観光の見逃せない観光スポットでした。1836年に初めてノルウェー議会で設立された公立の美術館で、絵画作品を扱う「ナショナル・ギャラリー」、「現代美術館」、建築作品を扱う「国立美術館建築館」、工芸やデザイン関連を扱う「装飾芸術デザイン美術館」で構成されていましたが、2020年1月に移転が決まり、一時休館しているようです。新しい美術館は、2022年に開館予定で、ノルウェーで最大級の美術館となる予定です。

ノルウェーといえば、世界的にも有名な画家エドヴァルド・ムンクの作品「叫び」ではないでしょうか。実はこの作品は世の中に5点あるらしく、そのうちの4点がオスロにあります。ムンクが一番最初に描いたと言われる作品は、オスロ国立美術館に展示されていました。その他、3点はムンク美術館にあるそうです。オスロ国立美術館や、ムンク美術館内のバーチャルツアーは、「Google Arts & Culture」のサイト内で無料で閲覧可能です。ムンクの「叫び」は、オスロ国立美術館のバーチャルツアーではなかなか見つけることが出来ないので、ムンク美術館のバーチャルツアーから探してみて下さいね。
オスロ国立美術館(ノルウェー)
- 住所:
- Pb. 7014 St. Olavs plass N–0130 Oslo
- 電話番号:
- +47 21 98 20 00
- 営業時間:
- 通年08:30~16:00(5月15日~9月15日 09:00~15:00、7月 09:30~14:00)
- ※2021年1月18日まではコロナウィルスの影響で一時休館。その後未定。
バーチャルツアーができる美術館:3.コペンハーゲン国立美術館(デンマーク)

コペンハーゲン国立美術館はデンマークの首都コペンハーゲンにあります。デンマークのコペンハーゲンといえば、世界的にも有名な童話作家アンデルセンが生涯のほとんどを過ごした場所。赤や青、黄色やオレンジなどカラフルな建物が水路沿いに立ち並ぶ景色や、おとぎの国に出てきそうな場所、絵本の中のようなお城が多く点在するのもコペンハーゲンの特徴です。
そんな、コペンハーゲンに1896年に建てられたコペンハーゲン国立美術館は、ネオ・ルネッサンス様式の建築物です。赤いレンガの建物は、日を追うごとに重厚感を増し歴史ある宮殿のような美術館です。17世紀から、デンマークの王室をはじめとする多くの貴族がオランダ絵画を収集し始め、それが世界的にも有名な画家たちの芸術作品のコレクションに広がったといわれています。

コペンハーゲン国立美術館の展示物の代表作といえば、アンリ・マティスの「マティス夫人の肖像」や、アンドレア・マンテーニャ の「贖い主としてのキリスト」など、ヨーロッパの巨匠たちの作品が多くあります。コペンハーゲン国立美術館のバーチャルツアーは、「Google Arts &Culture」のウェブサイトからSMKと検索すれば出てきます。館内のバーチャルツアーと、オンライン展示で、作品の詳細を公開しています。
コペンハーゲン国立美術館(デンマーク)
- 住所:
- Sølvgade 48-50 1307 Copenhagen K
- 電話番号:
- +45 3374 8494
- 営業時間:
- 火~日 10:00~18:00/水 10:00~20:00
- 定休日:
- 月曜日
- ※2021年1月現在コロナウィルスの影響で一時休館中。
バーチャルツアーができる美術館:4.スウェーデン国立美術館(スウェーデン)

スウェーデンの首都ストックフォルムにある国立美術館。ストックフォルム国立美術館と呼ばれることもあります。スウェーデンの王家が収集した美術品を1792年からロイヤルミュージアムとして展示を始めたのをきっかけに、1794年に王家美術館として開館、その後、1866年に現在の建物で国立美術館として設立されました。そのため、世界で最も古い美術館の1つと言われています。スウェーデン国立美術館には、17世紀のオランダ絵画や18世紀のフランス絵画、スウェーデンの美術品など、ヨーロッパの多くの美術品が展示されています。2015年からリニューアル工事を行い、2018年に再開後、入場料を無料にしたため、多くの人々が訪れています。

スウェーデン国立美術館の代表作といえば、オランダの画家レンブラントの「クラウディス・キヴィリスへの誓い」や、世界的にも有名な画家ルノワールの「セーヌの沐浴」などがあげられます。18世紀、19世紀のフランス絵画や、17世紀のオランダ絵画に興味のある方は特におすすめです。このように世界的にも注目されている画家、芸術家の作品が見学出来て、入場料無料はすごいですよね。早く旅行が出来るようになってほしいと心から願ってしまいます。スウェーデン国立美術館のバーチャルツアーは、「Google Arts &Culture」で閲覧可能です。スウェーデンの画家カール・ラーションが描いた油絵「冬至の生贄」やレンブラントの作品もすぐ見つかりますよ。
スウェーデン国立美術館(スウェーデン)
- 住所:
- Nationalmuseum, 103 24 Stockholm, Sweden
- 電話番号:
- +46 8 5195 4300
- ※コロナウィルスの影響で一時休館しています。
バーチャルツアーができる美術館:5.アルベルティーナ美術館(オーストリア)

オーストリアの「音楽の都」として知られるウィーンは、多くの美術品や芸術品、豪華な宮殿が残る「芸術の街」としても人気です。ウィーンにあるアルベティーナ美術館もその一つです。ウィーンの収集家であるテシェン公アルベルト・カジミールが所有していた宮殿だったものを美術館として使用したといわれています。アルベティーナ美術館には、デッサン画が約65,000点、版画が約100万点あります。その他、近代のグラフィックデザインなども多く展示されています。ムンク、モネ、ピカソなど世界的にも有名で、特徴的な画家作品も多くみられるので、芸術にあまり詳しくない方でも、より現代に近い作品の1つ1つを見て楽しむことが出来ると思います。

アルベティーナ美術館は、もともとアルベルト公の宮殿でもあったので、豪華な外観だけでなく、おしゃれで可愛いデザインの内装も一見の価値ありです。アルベティーナ美術館のバーチャルツアーも、「Google Arts &Culture」で閲覧可能です。ウェブサイトに行くと、薄いピンクの壁に窓がたくさん並んだガラス天井のエントランスから始まります。アルベティーナ美術館は、ピンクやエメラルドグリーン、鮮やかな黄色などの可愛らしい壁紙のお部屋がいくつかあります。置いてある家具もとても可愛く、普通の美術館とは少し違った、より宮殿や邸宅に近い雰囲気を楽しむことも出来ます。
アルベルティーナ美術館(オーストリア)
- 住所:
- Albertinaplatz 1, 1010 Wien
- 電話番号:
- +43 1 534 83 540
- 営業時間:
- 月~金 9:00~16:00
- 定休日:
- 土・日
- ※2021年1月24日まで休業中
バーチャルツアーができる美術館:6.美術史博物館(オーストリア)

アルベルティーナ美術館と並んで、オーストリア、ウィーンの見所となる美術史博物館。1891年に開館した博物館で、美術史美術館とも呼ばれます。ウィーンには自然史博物館もあり、こちらは美術史博物館と対なる施設として建てられました。ネオ・ルネサンス様式の建物は、豪華な装飾やデザインが特徴的です。古代エジプト、ギリシャ、ローマの彫刻などの芸術品から19世紀に至るヨーロッパ全土の優れた美術品を展示していて、展示室の数は約50もあるといわれています。展示されている作品は、特に、ドイツの画家デューラやルーベンス、イタリアのティティアーノの作品が多く、ベルギーの画家ブリューゲルの作品は世界最大級の数ともいわれています。

美術史博物館に展示されている作品の代表的なものといえば、ブリューゲルの「バベルの塔」や「農家の婚礼」、フェルメールの「絵画芸術」、ラファエロの「草原の聖母」、ルーベンスの「毛皮をまとった妻」などです。美術史博物館のバーチャルツアーも「Google Arts &Culture」で閲覧可能です。大階段ホールにあるイタリアの彫刻家アントニオ・カノーヴァの作品から始まり、フェルメールやルーベンスの作品も解説付きで見学出来ます。作品の数が膨大なので、じっくりと自宅で楽しめるバーチャルツアーは、時間を気にせず、作品を見学出来ますね。
美術史博物館( オーストリア)
- 住所:
- Kunsthistorisches Museum Wien Maria-Theresien-Platz, 1010 Wien
- 電話番号:
- +43 1 525 24 - 0
- 営業時間:
- 火~日 10:00~18:00
- 定休日:
- 月曜日
- ※2021年1月25日まで休業中
バーチャルツアーで特別な旅に出かけよう!

北欧・東欧・ロシアの美術館でバーチャルツアーやオンラインビューイングが楽しめる場所をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
どのバーチャルツアーもとても精巧に作られていて、画面を通して見ているとはいえ、実際に美術館を見に行っているような気分になりますよね。美術品、絵画、陶芸など、そういったものに興味のある方ならなおさらです。そして、受付の列や館内の混雑、他のお客様との距離など、そういったことを考えずに自分のペースで楽しめるのも、バーチャルツアーならではですよね。自宅で、大好きな紅茶や珈琲をいれてティータイムを楽しみながら、ゆったりとした時間の中でバーチャルツアーを楽しんでみるのはいかがですか。

海外旅行が出来ない昨今、この先も状況がどうなっていくのかわからない毎日です。その中でも、こういった違った楽しみ方を見つけて毎日を楽しんで暮らしたいですね。皆さんの生活が、明るく、楽しく、豊かなものでありますように。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
※美術館の営業情報やバーチャルツアーの配信状況は、予告なく変更となる可能性がございます。各美術館の公式ホームページでご確認下さい。
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