【トルコ】貴重な教会は鳩小屋に!ユスフ・コチ教会とドゥルムシュ・カディル教会

ギョレメのバス停から伝統手芸オヤを売るおばちゃんたちの屋台の前を通りすぎて、小川の横を真っすぐ行くとユスフ・コチ教会の看板があります。 看板どおり右に入って、道なりに歩くと突き当りがユスフ・コチ教会です。 ドゥルムシュ・カディル教会へはユスフ・コチ教会の看板の次の道で右に入ります。

カッパドキアの鳩小屋

カッパドキアの鳩小屋が造られたのは19~20世紀。
葡萄の栽培が盛んなこの地域では、鳩の糞を肥料として使っていました。

当時、土地登録制度がまだ定められておらず、他の人が使用していない土地は自分の土地として使用することができました。そのため、土地は山のようにありましたが、生活は貧しく、肥料も家畜の牛やヤギの糞だけでは間に合いませんでした。
その点、鳩は巣を用意してやると自分たちでどんどん仲間を集めて来て、餌も自然の中のものを何でも食べて生活するので、放っておいても糞が取れて便利だったのです。

教会跡は鳩小屋としてよく使用されました。
もともとあった窓は鳩が入るサイズに区切られ、窓の回りは白く塗られました。
鳩が白を認識すると言われていたことと、イタチなどが登れないような滑る素材を使ったことでこの色になったそうです。
またこの白い塗装の上には珍しいイスラム絵画を見ることができます。

ユスフ・コチ教会

ユスフ・コチ教会

ユスフ・コチ教会

出典:turkeyfromtheinside.com

名前の由来

ユスフ・コチ教会は、この教会の持ち主だった人の名前から付けられました。
もう亡くなりましたが、地元の人はまだユスフさんのことを覚えているそうです。
ユスフさんはここを鳩小屋として利用していました。しかし、同じ町のアリさんという人が、観光業をもっとよくしたいと、ここに教会があることを公開したそうです。

教会前では牛が日向ぼっこしていました。

教会の特徴

階段を上って教会内に入ります。

この教会は11世紀のものであると言われています。

教会の4本の柱は崩れ落ちてしまっています。

教会の窓は鳩が入るサイズに変えられています。

崩れてできた穴の上にはブロックが積まれています。

こちらも鳩用の窓。

落書きも多いですが、フレスコ画は綺麗に残っています。

教会の向こう側には民家があります。迷惑にならないようにしましょう。

ユスフ・コチ教会

住所:
Göreme/Turkey
いつでも自由に無料で入ることができます

ドゥルムシュ・カディル教会

ドゥルムシュ・カディル教会

ドゥルムシュ・カディル教会

名前の由来

ドゥルムシュ・カディル教会も土地の持ち主の名前から付けられました。

教会の特徴

岩を削って造られたこの教会は6~7世紀頃のものと言われています。

この教会にはフレスコ画はありません。
初期のキリスト教の長方形の教会堂、バジリカタイプになっています。

教会中央に司教が座る場所があります。

入ってすぐの部屋には壁に掘られた墓があります。

出典:indigo-cappadocia.blogspot.com.tr

この教会も鳩小屋として使われました。

ドゥルムシ・カディル教会

住所:
Göreme/Turkey
いつでも自由に無料で入ることができます。

この辺りの景色

奇岩を間近で見ることができます。

奇岩に刻まれた模様

奇岩に刻まれた模様

これらの奇岩の多くが鳩小屋として利用されました。

並んだ奇岩は不思議な光景です。

ローズバレーが見えます。

野生のアーモンド、ローズヒプ、フェンネル、カモミールなどを見ることができます。

フェンネル

フェンネル

ローズヒップ

ローズヒップ

最後に

ユスフ・コチ教会近くの奇岩

ユスフ・コチ教会近くの奇岩

いかがでしたか?
1000年以上も前の貴重な教会跡が鳩小屋として使われていたなんて、ちょっとー!!という感じですよね。けれども、鳩小屋として使われたことで、教会跡は年に一度鳩の糞を取るためだけに開けられ、普段は日光や人の手から守られることになり、かえって中が守られることになったといえるでしょう。

鳩小屋として利用された教会は他に、チヤウシン教会、ギョレメのクルチュラル教会などがあります。

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miki

トルコのカッパドキアで7人の子供たちと生活しています。

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